保育園の役員決め。気が重い
夜の9時に3人の大男が我が家を訪ねてきた。
3歳の息子は4月に保育園に入園する。
その保育園に通っている子供達の親御さんだった。
来年度のために、地区で役員を決めなければならないらしい。
「3年間のうちに必ず回ってきます!」(故に早めにやっておいたほうがいいですよと言いたいらしい)とかなり力強く言われた。
「学年が上がってしまうと三役に当たってしまいますよ!」とのこと。
つーか、その前に名乗れよと思う。
(結局どこの誰かわからないまま帰っていった・・・)
自分の名前も言わず、役員が何をするのかも話さず、文書も持たず、
「役員は必ずいつかやらなくてはならないんです!」
とだけ鼻息荒く力説するのは、どう考えても先走りすぎである。
それにしても、
「保育園というところは、子供を預かってくれればそれで十分なのに」と思っている親は、私だけなのだろうか。
運動会等の基本的な行事はさておき、
くそつまらん保育園便りとか、しょうもないバザー等のために無償で労力を提供する意味はどこにあるのか。
もし本当に必要がある仕事があるなら、金を払って外注したほうが雇用の創出にもなって、よほど社会のためになるのではないか。
「子供のために」というのは理由になっていないと思う。
役員の会合や打ち上げに行く時間があるなら、そのぶん子供といっしょに過ごしたほうがよっぽど「子供のため」になるだろう。
もはや「子供のために役員制度がある」のではなく、
「役員制度があるから役員の(くだらない)仕事がつくられている」ように見える。
「役員同士が仲良くなる」とか、達成感とか、そんなものはまったく求めていない。いらない。
そういう事が好きな人間ばかりではない。
とは言っても、現制度上は遅かれ早かれやらなくてはいけないようだ。
来月にあるという役員決めの会合、一体どうなることやら?